プラスチックモールド用非球面金型
名称 | プラスチックモールド用非球面金型 |
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材質 | STAVAX+無電解NiP等 |
サイズ | 非球面範囲Φ1~Φ150mm(参考値) |
精度 | 形状精度 PV0.05μm(ベストフィットPV0.03μm) Ra3nm以下※一例です |
加工方法 | 超精密切削加工 |
業界 |
こちらは、プラスチックを成形するために用いられる超精密非球面金型です。単結晶ダイヤモンド工具を用いた超精密切削加工によって仕上げ加工を行い、PV値は最大で約0.05μm、表面粗さは約3.0 nmRaと、高精度加工とナノレベルの表面粗さを実現いたしました。表面は虹面のない鏡面となり、ガラスモールド用の金型として使用できる加工面を達成しております。
こちらの非球面金型は、干渉ヌルミラーとしても使用することができます。ヌルミラーとは、光の収差がゼロ(ドイツ語でnull)になるミラーを意味していて、レーザー干渉計等に用いられています。高精度な測定をするためには、ミラーの形状精度や表面粗さをナノレベルにしなければなりませんが、非球面形状のため非常に困難な作業です。
しかし超精密・ナノ加工センター.comでは、加工機に東芝機械製の超精密旋盤 ULG-100Dを使用しており、磨きレスでのナノオーダーの面精度を実現しました。さらに、光学製品用のCAD/CAMソフトを所有しているため、非球面加工も高精度に行うことができます。
さらにこのプラスチックモールド用非球面金型は、カメラやセンサー用のレンズ成形など、様々な業界に用いられる高精度レンズの成形に使用することが可能です。