【動画付き】非球面加工機「ULG-100D(SH3)」での加工事例を紹介!

超精密・ナノ加工センター.comでは、東芝機械製の超精密非球面加工機 ULG-100D(SH3)を用いて、自由曲面加工や光学レンズ用金型をナノ精度で旋削加工しております。ここでは、実際に当社が感じている超精密非球面加工機の特徴と、実際に装置を使った事例をご紹介していきます。

(NDAの関係上、当サイトに実績として載せることができない事例も多数ございますので、あらかじめご了承ください。)

動画で見る!超精密非球面加工機 ULG-100D(SH3)

現場目線で見る!超精密非球面加工機 ULG-100D(SH3) の特徴

実際に当社の社員が生産現場で超精密非球面加工機を使用した上で感じた特徴は、以下の通りです。

1.機械の絶対精度が高く、正確な追従が可能!

まずこの超精密非球面加工機 ULG-100D(SH3)の特徴としては、機械の絶対精度が非常に高いことがあげられます。つまり、工作機械自体が真の意味でNCプログラム通りに動いてくれます。

通常の工作機械の場合、ミクロン以下のレベルでのNCプログラムの場合、どうしても追従誤差というものが生まれてしまい、これが最終的な加工精度にも大きく影響してしまいます。

しかしULG-100D(SH3)では機械の絶対精度が非常に高いために、サブミクロン以下の制御でも、正確に追従する能力があります。特に単結晶ダイヤモンドバイトを用いた旋削加工の際に、顕著効果を感じることができます。

2.連続運用時でも累積誤差が発生しない!

また超精密非球面加工機 ULG-100D(SH3)は、連続運用時でも累積誤差がほぼ発生しないため、工作機械としてとても高い信頼性があります。

実際私たちが1週間以上の連続運用をしても、位置誤差はほぼ発生せず、1週間前と同じ座標でぴったり合います。

超精密加工というものは、表面を少しずつ削り取っていく繰り返し加工となりますが、万が一位置誤差が1μmでも発生してしまっては、金型製品は成り立たず、レンズも使用することができません。そのため、繰り返し使用しても位置誤差が発生しない信頼性が超精密加工機には求められるのです。

3.超精密旋削やミーリング加工にも対応!

これは当社の超精密非球面加工機 ULG-100D(SH3)独自の仕様特徴になりますが、治具次第ではは、超精密旋削や、超精密研削及、さらには回転工具を用いたミーリング加工まで対応可能となります。

スピンドルは2種を装備しており、どちらもアースピンドルで、軸受は回転重視の自成絞りと、精度重視の多孔質絞りの2つを装備しています。

このため、固定工具であっても使用できるため、材質にとらわれない幅広い範囲での超精密加工が可能です。

超精密非球面加工機 ULG-100D(SH3) の加工事例①:ガラスモールド用非球面金型

続いて、実際に当社が超精密非球面加工機を使用して製作した加工実績のご紹介です。

1つ目は、ガラスレンズを成形するために用いられる超精密非球面金型です。超精密研削加工によって仕上げ加工を行い、PV値は最大で約0.15μm、表面粗さは約5.0 nmRaと、高精度加工とナノレベルの表面粗さを実現いたしました。

加工事例の詳細はこちら>>>

超精密非球面加工機 ULG-100D(SH3) の加工事例②:プラスチックモールド用非球面金型

2つ目は、プラスチックを成形するために用いられる超精密非球面金型です。単結晶ダイヤモンド工具を用いた超精密切削加工によって仕上げ加工を行い、PV値は最大で約0.05μm、表面粗さは約3.0 nmRaと、高精度加工とナノレベルの表面粗さを実現いたしました。

加工事例の詳細はこちら>>>

超精密非球面加工にお悩みの方は、超精密・ナノ加工センター.comまで!

このように当社では、超精密非球面加工機「ULG-100D(SH3)」を用いた加工実績が数多くございます。また超精密・ナノ加工センター.comでは超精密非球面加工機以外にも、超精密立形加工機や超精密非接触3次元測定器、さらには超精密加工用のCAD/CAMソフトまで完備しており、ナノレベルの精度保証にも対応した最新鋭の超精密加工用設備を取り揃えています。この日本屈指の高精度加工専用の生産環境が整っているた「ナノ加工研究所」は、実際にメディアにも取り上げていただいており、大手メーカー様も遠方より足をお運びいただいております。(詳細はメディアページ、またはナノ加工研究所をご覧ください。)

さらに超精密・ナノ加工センター.comでは、部品の設計段階からのVA/VE提案にも対応しているため、お客様のご要望に合わせたコストダウン提案もいたします。当サイト以外にも難削材加工や部品加工に関するサイトを運営しており、数多くお問い合わせをいただいております。

「この素材の加工なんてできるのかな?」「この部分だけ精度が厳しいんだけど大丈夫?」といった案件は、超精密・ナノ加工センターにお任せください!まずはお気軽にご相談ください!