超精密立形加工機「UVM-450D(H)」での加工事例を紹介!

超精密・ナノ加工センター.comでは、東芝機械社製の超精密立形加工機UVM-450D(H)を用いて、光学レンズ用金型や超精密部品加工を行っています。ここでは、実際に当社が感じている超精密加工機の特徴と、実際に装置を使った事例をご紹介していきます。

(NDAの関係上、当サイトに実績として載せることができない事例も多数ございますので、あらかじめご了承ください。)

現場目線で見る!超精密立形加工機UVM-450D(H) の特徴

実際に当社の社員が生産現場で超精密立形加工機を使用した上で感じた特徴は、以下の通りです。

 

1. 機械のバックラッシュを気にすることなく、鏡面加工が可能!

この超精密立形加工機UVM-450D(H)は、X, Y,  Zの全軸がリニアモーター駆動のため、機械のバックラッシュを気にすることなく、なめらかな加工面が実現できます。
また、通常は回転工具を用いた加工のための工作機械ですが、治具を追加することで固定工具を使用した加工にも対応可能となります。

そのため、UVM-450D(H)は光学レンズ金型加工にも使用することができます。さらに、単結晶ダイヤモンドが刃先である固定工具を用いたナノレベルの鏡面加工も実現することができるのです。

 

2.自動工具交換装置による昼夜連続加工も可能!

また超精密立形加工機UVM-450D(H)は、精度だけではなく高効率な加工も同時に実現できます。それが、自動工具交換装置(ATC)です。このATC内に100本以上もの工具が収容できるため、長時間を要する加工ワークであっても、刃物を自動で交換しながら加工を行うことでき、加工面全域で高品質な加工が可能となります。(刃物収容数については弊社仕様)

ただし、刃物交換時というのは工具のセッティング誤差が生じてしまい、ナノレベルの加工を行う際は十分に気を付けなければいけない工程です。しかしこの超精密立形加工機は、非接触式の工具測定器にて自動で刃物長の補正後に加工を行います。そのため、刃物交換による加工誤差を最小限に抑えることが出来ます。

このATC装置のおかげで、最長4~5日もの加工時間が必要とされるワークにおいても、昼夜連続加工にて対応を行うことができます。その間は、次の加工プログラムの作成をしたり、検査をしたり、他工程に時間を費やすことができるため、非常に生産性高く仕事をすることができます!

 

3. 加工ステージ高さが低く、ワークセッティングがやり易い!

非常に細かい部分ですが、この超精密立形加工機UVM-450D(H)は加工ステージの高さが通常の工作機械と比べると数十センチ低く、作業性の面で扱いが良くなります。また、工作機械の加工室内もスペースが広くなり、扱いやすいだけでなく、メンテナンスも行いやすいことが特徴です。

この加工ステージの高さ、あまり関係ないように思えますが、実は作業面では有利になる場合が多いです。例えば、3軸では対応できない形状の場合、治具を作製することで対応できる場合が多くありますが、加工スペースが広い分、治具の大きさに制限が少なくなるため、治具設計の自由度が高くなります。

一般的に超精密加工機は、加工精度を上げるために加工室内が狭い場合が多いのですが、UVM-450D(H)では加工精度も保ちつつ、さらに加工ステージが低い分だけ加工スペースが広くなるため、加工方法の幅が広がります。

超精密立形加工機UVM-450D(H) の加工事例:マイクロレンズアレイ成型用金型

続いて、実際に当社が超精密立形加工機を使用して製作した加工実績のご紹介です。

1つ目は、特殊な映像効果を出すために用いられるマイクロレンズアレイ成型用の超精密微細加工金型です。UVM450D(H)を用いれば必要精度に応じて、ミーリング加工、シェーパー加工での対応が可能です。

加工事例の詳細はこちら>>>

超精密微細鏡面加工にお悩みの方は、超精密・ナノ加工センター.comまで!

このように当社では、超精密立形加工機「UVM-450D(H))」を用いた加工実績が数多くございます。また超精密・ナノ加工センター.comでは超精密立形加工機以外にも、超精密非球面加工機や超精密非接触3次元測定器、さらには超精密加工用のCAD/CAMソフトまで完備しており、ナノレベルの精度保証にも対応した最新鋭の超精密加工用設備を取り揃えています。この日本屈指の高精度加工専用の生産環境が整っているた「ナノ加工研究所」は、実際にメディアにも取り上げていただいており、大手メーカー様も遠方より足をお運びいただいております。(詳細はメディアページ、またはナノ加工研究所をご覧ください。)

さらに超精密・ナノ加工センター.comでは、部品の設計段階からのVA/VE提案にも対応しているため、お客様のご要望に合わせたコストダウン提案もいたします。当サイト以外にも難削材加工や部品加工に関するサイトを運営しており、数多くお問い合わせをいただいております。

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